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1905話

賀蘭群星は、大きな興奮を胸に立ち去った。一方では岳清科をバカ野郎と心の中で罵りながら、青山へと急いでいた。

今はまだ夜の八時だ。

たった二時間の高速鉄道で青山に到着できる。

そして青山に先に送り込んでおいた部下と連絡を取り、西梁山へと突き進む。

あの風水の宝地を見つけたら、二日前にこっそり用意しておいた父親の生き血百ミリリットルをそこにまき散らす。

絶対に完璧な計画だ。

陰龍脈には一滴の血で一代の帝王になれるという伝説があるのだから。

この百ミリリットルの血なら、百代先まで安泰というわけではないだろうか。

まあ、どうでもいい。

賀蘭群星が皇位に就けさえすればいい。

群星公子...