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1828話

「皇帝に何がいいのだろうか?」

この問いについて、李南方はずっと前から考えていた。

あの龍袍を纏った連中。

千古の美名を成し遂げようとして、毎日犬のように働き詰めになるか。

それとも、快適に生きながらも千古の悪名を背負うか。

どう見ても、良い仕事には思えない。

それなら人でなしとして気ままに生きる方がよっぽどいい。やりたいことをやって、悪口を言われるのも一時的なもの。十年経てば、誰も人でなしの名前など覚えていない。

リスクなし、問題なし。

だから、彼はずっと楽しく生きてきた。

死に直面しても、眉一つ動かさなかった。

百万人に一人の早期老化症候群の患者として、李南方は十四歳になるまで、自分がすぐ...