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1778話

李南方は馬鹿だ。

何年も後、砂浜で日光浴をしながら、大勢の女性や子供たちが戯れる様子を眺めていた時、彼はそう自分を評した。

女は面倒だとわかっていながら、チャンスがあれば手を出してしまう。

これが馬鹿でなくて何だというのか?

岳梓童が出した二つ目の条件に対して、しかも十分な説明を受けた後でさえ。

李南方はためらうことなく承諾してしまった。

叔母さんが彼に尋ねた。「どうやって女を口説くか、教える必要はないわよね?」

彼はとぼけたように即答した。「必要ありません、僕にはできますから」

この「僕にはできる」という一言のせいで、後に彼には...