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1550話

他人であれば、菩薩蛮を丸三日も責め苛み、命を落としかけさせた後で再び彼女の前に現れれば、少なくとも気まずさや後ろめたさを感じるものだろう。

結局のところ、彼女の体から大きな恩恵を得たのだから。

何の障りもなければ、李南方のあの毎朝目覚めるとともに夢精してしまうという奇妙な病は、完全に消え去るはずだった。

李南方が菩薩蛮を吸い尽くしかけた末に、これほど大きな利益を得たことを、誰も彼に教えてはいなかった。

彼が菩薩蛮が玉のように消え去ろうとしていた瞬間に放った噴出物については、それはある種の恩返しとしか言いようがない——つまり、肉を食べた以上、菩薩蛮にもスープくらいは飲ませてやらなければな...