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1438話

「うぅん...」

この音符こそ、李明都が幻聴を感じる度に聞こえる主旋律だった。

初めてこの音を聞いた時、李明都は「太古の怪物」という言葉を連想した。

そして上に戻った後、こっそりとネットでこの種の音に関する情報を検索してみた。

幻聴のように思える音は、実際には幻聴ではなく、動物の聴覚では判別できない超音波なのかもしれない。

先日、京華総合病院の王教授が李南方に総合検査を行った際、最新機器でようやく捕らえられたような音に似ていた。

さらに、インターネットで噂される大西洋の最深部で絶え間なく鳴り響く謎の音波にも似ていた。

李明都は確信していた。特殊な音波探知機を持ってくれば、驚くべき結果が得られる...