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1021話

天に憐れまれた王大成は、その時二つの願いを口にした。

美女を堪能して、それから死ぬこと。

しかし天は彼の願いを一つしか叶えなかった。

美女の上半身を解き放ち、眩しいほどの白さが目に飛び込み、呼吸が荒くなり、興奮で心臓が胸から飛び出しそうになった瞬間、彼の顎の下に突然、一本の手が現れた。

誰の手だ？

老王はぽかんと立ち尽くし、下を見た。

その手も極限まで美しく、繊細で、白く柔らかく、涼しげで、つるりとしていた。

そして、彼はゆっくりと振り返り、妖艶な顔を目にした。

彼の心臓は再び、何の前触れもなく大きく跳ねた。

全身の血が四肢百骸から一気に頭へと駆け上り、瞬く間に彼の両目を赤く染めた。

天は老王...