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970話

「まさか、義理の叔母さんに気がないなんて言わないでよね」

鄭妍がそう言うのを聞いて、趙然は一瞬固まり、少し気恥ずかしそうにした。

「叔母さん、つまり…叔母さんを僕が…」

趙然のそんな問いに、鄭妍はため息をついた。「あの子も大変なのよ。私も心配してるの」

同じ女として、鄭妍は妹の気持ちがよく分かっていた。

今、自分は趙然のおかげで極上の悦びを味わっているのだから、妹のことも考えないわけにはいかない。

そう思いながら、鄭妍は趙然を見つめ、さらに小声で続けた。「それに、あなたのアレの威力じゃ、私一人が半月も相手するなんて、正直持つか心配なのよ」

これは本当のことだった。鄭...