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954話

咎めるなら、自分自身が畜生以下の獣だったことを咎めるべきだ。まさか叔母さんに対してこんなことをしてしまうなんて。

しかし、何を咎めても意味はない。事ここに至った以上、向き合うしかないのだ。

趙然は顔を真っ赤に染め、両手で自分の太ももを強く掴みながら、やっと歯の隙間から言葉を絞り出した。

「叔母さん、ご、ごめんなさい!」

趙然のそんな様子を見て、鄭妍はやはり見るに忍びなかった。

だが、この過ちはあまりにも常識外れだった。彼女には、趙然が自分にこんなことをするなんて、どうしても理解できなかった。

今、恐怖から正常に戻った鄭妍の視線は、一瞬で趙然の下腹部に落ちた。そこにはたくましく恐ろし...