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944話

「このバカ姉!まだ抵抗する気?どうやって懲らしめてやろうか!」

郑菲の胸への攻撃にも負けず、郑妍はすぐさま反撃に出た。そのやり方は単純かつ乱暴で、手を伸ばして郑菲の胸に掴みかかった。

しかし手が半分も届かないうちに、郑菲に阻まれてしまう。

「お姉ちゃん、下からまだ流れてるの忘れたの?」

そう言うと、郑妍の慌てて怒り恥じ入る視線の中、片手で下へ、もう片方で上へと掴みかかった。

「あっ、この小娘!少しは優しくできないの?そ、そこを揉まないでよ!」

「この小娘、早く、早く手を止めなさいよ!」

郑妍が下を守ろうとすれば上を攻撃され、上を守ろうとすれば下を郑菲に触られてしまう。

「お姉ち...