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756話

片手が思わず張婉の頭を抱え込み、下へと押し付けた。もっと深く味わいたいという衝動に駆られて。

しかし張婉はそれに応じず、彼を焦らすかのように一寸一寸と味わい、時折口から出しては手で握って弄んだ。

鄭菲がその場にいるため、彼女はいつものような骨の髄まで妖艶で奔放な様子ではなく、逆に恥じらいを含んだ控えめな態度を見せていた。まるで初めての時のように。

だがこの姿に、彼女の妖艶さと奔放さに慣れていた趙然は、新鮮な体験を覚えた。

その感覚は、まるで良家の若妻が自分に奉仕しているかのようだった。あの恥じらいながらも色気を漂わせる雰囲気に、趙然は依然として興奮を抑えられなかった。

この女は、妖艶にも奔放に...