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731話

「何を見てるんだ、ベッドに向きを変えて伏せろ!」

趙然のそんな命令口調に、夏筱雨はまず一瞬戸惑い、その後嬌声で彼を睨みつけながらも、意外にも素直に身体を翻して、ベッドに伏せた。

彼女が高く突き出したその姿勢は、本来くびれたウエストをさらに細く見せていた。

首筋から始まり、なめらかな背中を滑り降り、三点の間に極めて魅惑的な曲線が描かれていた。

視線を下に移すと、二本のまっすぐで均整の取れた美脚は、ヨガを習っているせいか、余分な肉は一切なく、一目見ただけで、撫で回したいという衝動を掻き立てた。

「夏の美女さん、行くぞ!」

趙然は低く掠れた声で一声叫ぶと、すぐさま覆い被さった。

夏筱雨の体が急に震え...