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613話

冷たい風が吹き抜ける中、鄭菲の魅惑的な体の香りが趙然の鼻孔をくすぐり、彼は心がざわつき、全身が熱くなっていた。

周りを見回すと、全員が巨大なスクリーンに釘付けになっているのを確認した趙然は、心が動き、そっと大きな手を伸ばした。

「菲姉さん、スカートがめくれてるよ」

耳元で囁かれた声に、鄭菲は一瞬固まり、反射的に両足を閉じた。

「小然、あなた、早く手を引いて!」

足を閉じた瞬間、趙然の大きな手が知らぬ間に彼女の太ももの付け根に触れていることに気づいた。

そして彼女がそう足を閉じたせいで、その熱い手が下着越しに彼女の敏感な部分に直接覆いかぶさることになった。

「菲姉さん、スカートなのにTバッ...