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61話

隙間越しに、淫靡な光景がすべて目に入ってきた。

趙然の指の出し入れにより、女医の盈盈はその細い腰をくねらせていた。まるで風に揺れる柳のようだ。その腰の動きを見ていると、周芸の心も柳の枝に撫でられたかのように、耐え難いほどの痒さを覚えた。自分の腰があの掴まれている細い腰であればいいのに、あの白い脚で相手の体に絡みつきたいと思った。

しばらくすると、趙然の巧みな指使いの下、女医は感じ始め、ゆっくりと蓮のような腕を広げ、趙然の厚い肩に回した。口からは「んっ、んっ」と嬌声が漏れていた。

その艶やかな声に、周芸の心にも熱が広がった。そのとき趙然はもう一本指を加え、女医の体がびくりと震え、一瞬こわば...