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603話

荒涼とした人里離れた野外で、二人が裸で日光の下で絡み合うことを想像すると、趙然はすぐに頷いて同意した。

その後、時間を確認すると、もう遅くなっていることに気づき、張婉に言った。「今日はここまでにしておこうか。婉姐、俺があまり遅く帰れないのは知ってるだろ。トラブルになるからさ」

張婉は理解を示して頷いたが、その目には名残惜しさが滲んでいた。

仕方なく、趙然はもう少し彼女と甘い時間を過ごし、週末に会う約束をしてから、ようやく別れた。しかし、写真館を出てまだ遠くに行かないうちに、李華から電話がかかってきた。

「李兄、何かあったの？」

「一つ忘れてたことがあるんだが、その前に聞きたいんだ。お...