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564話

話しながら、趙然は鄭妍が背中に伸ばした小さな手を掴み、強引に押さえつけた。

「早く、おばさん。誰かに見つかったら大変だよ」

拷問のような快感に耐えながら、鄭妍は小さな手で覆いかぶせたが、彼女の片手では全く包み込めないことに気づき、仕方なく手のひらで押さえつけ、それを抑え込もうとした。

しかし彼女は、その動作が趙然の目を白黒させていることに気づいていなかった。

人混みの地下鉄の中で、すでに反応していたそれが更に一回り大きくなっていくのを感じる。

ズボンが破れそうなほど膨らみ、恐ろしいほどの盛り上がりになっていた。

しかしその時、地下鉄が突然停まった。駅に着いたのだ。

ドアが開いた瞬間、鄭妍はすぐ...