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551話

「それはダメよ。叔母さんはマッサージ師じゃないし、もし怪我でもさせたら大変だわ。やっぱりプロに頼んだ方がいいわよ」

そう言って、鄭妍は急いで首を横に振った。

実際のところ、鄭妍は趙然にマッサージすることを嫌がっているわけではなかった。ただ、自分がマッサージしているうちに自制心を失うことを恐れていた。結局のところ、趙然の魅力は彼女にとってあまりにも強すぎたのだ。

「今からじゃ遅いし、それに尹悦がそういう所に行くのを許してくれないんだ」趙然はため息をついた。

鄭妍は少し考えた。どうせ自分はもう彼のためにあんなことまでしてあげたのだから、マッサージぐらい何でもない。実は彼女も趙然の逞しい体をじっ...