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410話

継母がこれまでやってきたことはすべて趙家のためであり、彼女は一度も自分のことを考えたことがなかった。

今や情けない父も亡くなり、彼が家の唯一の男となったのだから、彼女にこれほどの屈辱や重圧を負わせるべきではない。

趙然は慎重に手紙を元の場所に戻した。まるでこの手紙を見なかったことにしよう。しかし彼の心の中では、継母に対する態度が新たに築き直されていた。

今、趙然は周芸があの組織に加入するはずがないと確信していた。たとえ加入したとしても、それは必ず母親との約束を果たすためのものに違いない。

その理由がどうであれ、趙然は継母をきちんと大切にすべきだと感じていた。

一時間後、周芸が外から帰ってきた。...