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369話

赵然は丁寧に郑瑶の両足を下ろした。郑瑶はまるで骨が溶けたかのように、赵然の肩にもたれかかって息を荒げていた。

赵然が支えていなければ、次の瞬間にはその場に崩れ落ちていたかもしれない。

二人は静かな浴室で抱き合ったまま、衣服の隔たりもなく、全身裸のまま互いを余すところなく抱きしめていた。

先ほどまで淫靡な音で満ちていた浴室には、今はシャワーの水が床に落ちる音だけが響いていた……

郑瑶の寝室で、赵然はすでに身支度を整えてベッドの端に座っていた。郑瑶は一枚の絹のようなナイトドレスを身にまとい、向かいの化粧台に座っていた。鏡越しに、赵然が自分をじっと見つめているのが見えた。

「どの角度から見ても、...