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821話

「自分たちが必死に築き上げたテリトリーだというのに、これだけの時間をかけて計画してきたのに、あいつらはこうも静かに俺たちの縄張りを奪っていくのか」

譚志東は長い溜息をつき、一杯の酒を飲み干すと、銭軍に手を振った。「手を出す?お前らが手を出して林浩を倒せるとでも思ってるのか。林浩と一緒に入ってきた二人の不良を見なかったのか?あれが普通のチンピラだと思っているのか。あれは最高級のボディーガードだぞ」

ボディーガード?銭軍たちは心の中で驚いた。もし本当にあれがボディーガードなら、銭軍のここにいる全員を合わせても、相手の敵ではないだろう!

「じゃあ、どうすればいいんですか?」普段ならこの時間、銭...