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654話

結局のところ、林浩の手下の勢力は今や県内で五大勢力の一つとなり、処理すべき案件も多く、毎日の報告書も相当な量になっていた。

「へへ、芳姉さん、そんなに真面目に仕事してるんだね」林浩は自然な動きで芳姉の椅子に座り、彼女を抱き上げて自分の太ももの上に乗せた。

「あっ」芳姉は自分でも理由がわからなかったが、今の彼女は林浩の体に異常なほど敏感になっていた。林浩の大きな手が軽く彼女の体を揉みしただけで、思わず甘い吐息が漏れてしまった。

「こんなに報告書があるんだから、私が見ないで誰が見るの。まさか林くんに見てもらうわけにもいかないでしょ」芳姉は今の状況がとても気に入っていた。

今でも同じような環...