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585話

林浩は触れた。そこは少し突き出ていて、丸みを帯びた感触があった。

「ふふ、心配しないで。二、三日したらまた大きくなるからね」林浩は笑いながら沈媛媛の体を撫で、沈媛媛は「林浩お兄ちゃんのイジワル!」と色っぽく息を荒げた。

林浩は軽く笑うと、沈媛媛を乗せて秦雪の別荘へと向かった。

林浩が会議の時間を一時と言っていたが、今はもう十二時半。そろそろ時間だった。

林浩がバイクを秦雪の別荘の前に停めると、秦雪はすでに玄関で待っていた。

今日は大勢の人が来るため、秦雪はやや正式な格好をしていた。上は赤いTシャツ、下はジーンズというさわやかで魅力的な姿だった。

「こちらが秦雪お姉さん、こちらが沈媛媛だよ...