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418話

「バカね、私たちは稚魚を捕まえられなくても、親魚なら捕まえられるでしょう。親魚さえいれば、欲しい稚魚は全部手に入るわ。それに今回は運が良くて、オスとメス一匹ずつ、合計二匹のキンセンガメを捕獲できたの。捕獲費用はこっちで支払ったけど、輸送費はちょっと高額になりそう」

林曦然の言うことはもっともだった。寧波湾から県城までは、飛行機で運ぶわけにはいかない。こんな大きな箱を持ち込ませてくれる航空会社などないだろう。電車も無理だ。結局、長距離バスしか選択肢がないが、最速でも数日かかる。そんな道のりでは、どんなに生命力の強いキンセンガメでも死んでしまうだろう。

「輸送費はいくらくらいかかる？」

稚魚...