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42話

「陸詩琪にはどういう意味があるんだろう?わざわざ家に誰もいないと教えてくれたのは?」

「じゃあ、お前はちゃんと家で休んでいろよ。私はもう帰らないと。もうすぐ門限だし」

「ちょっと上がって休んでいかないか?」

一瞬ぼうっとして、心の中で大喜び。俺を彼女の家に誘ってる!?

「ちょっと休んでもいいな。じゃあ行こうか、少し休もう」

陸詩琪は無表情で俺を階段へ案内したが、俺の心はもう花が咲いたようだった。男女二人きりで一つ部屋に...これぞチャンスじゃないか!

今カンニングペーパーがあるかどうかはどうでもいい。このチャンスを掴めば、陸詩琪と何かが起こるかもしれない。

陸詩琪と何か関係を持て...