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16話

今回は授業が終わった後に陸詩琪のところに行って注意するだけでなく、授業中も彼女に紙切れを投げることにした。

陸詩琪はその紙切れを開いて、非常に怒って紙を引き裂き、顔色まで変わってしまった。

夕方の放課後も、急いで寮に戻ることなく、ずっと陸詩琪の後をつけていた。彼女が鞄を片付けると、私はそばで見ていた。

彼女が教室を出ると、私もすぐ後ろについて歩き、彼女が校門まで行くと、私も一緒に校門まで行った。まさに寸步も離れず!

陸詩琪は私が寮生だと知っている。こんな風に後をつけて、しかも校門まで来るなんて、彼女はきっと我慢できないはずだ。

下校する人が多くなければ、陸詩琪はとっくに振り返って私に詰め寄って...