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15話

葉楠は私のもう片方の手を取り、自分の胸に持っていった。「中に入れて触って。」

私はこれほど大胆な女の子を初めて見て、今の状況が夢のようだと感じた。頭が「ぶん」と鳴り、手も意識とは関係なく、葉楠の言う通りに動き始めていた。

葉楠は小さな吐息を漏らし、唇が私に重なるように寄せてきた。「そう、そのまま続けて」と囁きながら。

身体は反応し、さっきまで「こんなことしてはいけない」と思っていたのに、今は完全に自制心が崩れていた。

葉楠は体重をかけてきて、全身が私に密着した。その時、とても良い香りがした。女性の体はみんなこんなに良い香りがするのだろうか。

私がその感覚に浸っていたとき、突然「がちゃん」という...