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963話

「あなたの言い方はなんだい、線路の方がまだ快適だって?コンクリートの台は平らで真っすぐだけど、私は今、火葬場を通り抜けているんだよ!火葬場を過ぎたら西宁区の廃キリスト教会があって、さらに南に曲がって屠殺場に行き、一周回って高架に乗るんだ。これが一番早い道だよ、あなたが運転してくれって言ったんじゃないか!」

常伟あのクソ野郎が雷二弘の後ろ盾なしでは絶対に俺を殺しに人を寄越せないとわかっていなければ、このドライバーが俺を火葬場に送り込むために誰かに雇われたんじゃないかと本気で疑っていただろう!

「おいおい、もうちょっと縁起のいい地名は選べないのかよ?」

冷や汗が止まらない。神を信じていなくて...