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811話

「こうなったら、断れるわけないじゃない?」

窓から差し込む陽光の中、千千の黒い薄手のセーターの上で優雅に膨らんでいるのが目に入った。今日は外出していないからか、ブラすら着けていないようだ。

あの丸みを帯びた膨らみの上にある小さな葡萄の粒のようなものを見ていると、急に喉が渇いてたまらなくなった。

渇望に駆られ、突然千千に飛びついて、細い腰を抱きしめた。頭をあの丸みの中に埋め、母乳の素晴らしい香りを深く吸い込んだ。あの自然な、隠しようのない香り。

「あっ!旦那さん、何するの?」千千は驚いて、慌てて立ち上がろうとしたが、うまく逃げられず、ドサッとカーペットの上に尻もちをついてしまった。

テ...