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769話

店員が私のスカートを袋に入れようとしていた時、香水の匂いのする手が突然スカートを掴んだ。

「このスカート、私がもらうわ。あなたは他のを見ればいいわ」

不快な声、吐き気を催す匂い!

くそっ、振り向くと案の定、常偉というあの常萎え野郎じゃないか!

れっきとした男なのに、私より背が低くもないくせに、わざわざオネエになりきって、しかも他人のコンセント役だなんて、呆れるわ。

私はその場で言った。「すみませんが、もう支払い済みです」

「支払ったかどうかなんて知ったこっちゃないわ」常偉は鼻で笑った。「欲しいものは手に入れるの。誰に止められるっていうの?」

その後ろから、彼のプラグ役がついてきた。百キロを超え...