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765話

「うふふ〜李社長、お気持ち嬉しいわ」

「ようこそ、王オーナー〜」

彼女の声は、もはやあの人を遠ざける冷たさはなく、まるで夜のお店の女の子のような色気たっぷりだった!

くそっ、妖精め、どこへ行く!

今この瞬間の黎漢娜は、艶やかな装いに着替えていた。

身につけているのは夜のお店の女性がよく着る肩紐のキャミソール。雪のような白い肩が露わになり、卵が置けるほどの鎖骨まで見えていた。雪のような白い腹も時折チラリと覗いていた。

そして足元はさらに大胆で、ショートパンツに黒いレースのガーターストッキング、8センチの艶やかな赤いピンヒールを履き、男心をくすぐる姿だった。

くそっ、思わず唾を飲み込み、黙ってスマ...