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755話

リーダー格の女性は、背が高いわけでもなく、スーパーモデルのようなスタイルでもなかったが、鍛えているようで、自然体の美しさを持っていた。彼女は眼鏡をかけ、髪は少しばさばさで、どこか小汚い印象だった。

しかし、その小汚さにも良さがあり、独特の美しさを醸し出していた。美養生館で数多くの美女を見た後だからこそ、こんな個性的な美女に出会うと、かえって目を引かれるものだ。

「あんた、誰?」

その女性は訝しげな顔で私を見つめた。

隣の女医師がちょっと気の毒そうに言った。「彼が、あなたの言ってた新しい母乳マッサージ師よ」

「あぁ、そうだったの。随分若いのね!」

私は隣の女医師に尋ねた。「この方は?」

「あ、自...