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675話

「満足してよかったわ、おめでとう、もうすぐ院長になるのね」林清雅は皮肉を込めて言った。

私は気まずく笑いながら言った。「冗談言わないでよ。この院長になったところで、何の役にも立たないさ。君の前では、相変わらずかまどの火を焚く王おじさんさ!」

それを聞いて、林清雅は心が温かくなり言った。「私もそう願ってるわ。私たちがずっと変わらないままでいられるように!」

「そうだよ、僕たちは永遠に変わらないままさ」私はしっかりと言った。

「もうお昼だわ、食堂に行きましょう」林清雅は笑顔で言った。

私はうなずき、二人で食堂へ向かった。

林清雅はいつもの場所で私を待っていた。私は二人分の食事を取り、林...