絶世の双璧

462話

「ちっ、てめぇ...」これを聞いた私は、頭に来て即座に電話を切った。

だが意外なことに、その二分も経たないうちに、あいつから五千元が送られてきた。前回の手伝いのお礼だという。

「こいつ、なかなかやるじゃないか！」これを見て、私はすごく嬉しくなった。小剣はやはりあの小剣だ。子供の頃からかわいがってきた甲斐があったというものだ。

「はっはっは、小僧、少しは良心があるじゃないか。叔父さんが有難く受け取っておくよ」

小剣にそう言ってから、寮に戻って念入りに身だしなみを整えた。これは林清雅とのデートのようなものだ、絶対に手を抜くわけにはいかない。

全て済ませると、管理人室に座り、次々と通り過ぎ...