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460話

「李先生が、王さんに教えを請うなんて!」

傍らに立っていた劉楠楠と馬吟吟はこの光景を目の当たりにして、あまりの衝撃に言葉を失っていた。

二人はすぐさま駆け寄ってきて、興奮した様子で言った。「教えを請う?王さん、そんなにすごい医術をお持ちだったなんて。李先生までもが認めるなんて、思いもよりませんでした」

「はっはっは、この王の医術は当然すごいさ。そうでなきゃ、校長が俺を医務室に配属するわけないだろう!」俺は得意げに笑った。本当は言うつもりはなかったんだが、李冰冉が先に口を開いた以上、この機会に俺の凄さを見せつけるしかない。

「本当にそうですね。王さんがそんなに凄いなら、これからは王先生と呼ばせて...