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448話

この天の音色のような声を聞いて、私の体中の血が沸き立った。あまりにも心地よかった。

もちろん、一番の見どころは李冰冉のあの冷たい顔に、隠しきれない恍惚の表情が浮かんだことだ。

彼女はどんな男も眼中に入れない氷の美女なのに、今や私の大きな手の下で、気持ちよさそうに吐息を漏らし始めたのだ。

男というものは、こういった気品高く冷たい女性が征服される姿を想像するものだが、実際に味わえる者は少なく、この手の氷の美女が快感に身を任せる瞬間がどんなものか知る者も稀だ。

今、私はそれを目の当たりにしている。まさに最高に刺激的だった。

これは単なる快感ではなく、強烈な征服感だ。

まさに氷と炎の二重の誘惑。

「ん...