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428話

林清雅の顔に一筋の怒りが走った。

「申雪はひどすぎるわ。この前もちゃんと勉強すると約束したのに、寮に遅く帰らないって誓ったばかりなのに。もう消灯時間を過ぎているじゃない。止めないと」

そう言うと、彼女は立ち上がり、申雪たちの方へ歩き出した。

私は思わず動揺した。他の学生なら制止しなかったかもしれないが、申雪には前から気持ちがあった。彼女が捕まるのは避けたい。そうなれば、私と彼女の間に何かが生まれる可能性はなくなってしまう。

特に彼女が彼氏に体を触られているのを見ると、そんな反抗的な女の子を手に入れたいという思いが強くなった。

とっさに私は林清雅の腕を掴んだ。彼女は目を丸くして尋ねた。

「...