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396話

寒い風に吹かれて、私はふと震えて目を覚ました。どれくらい時間が経ったのだろう。辺りを見回しても、やはり誰一人いなかった。

早く人を探したほうがいいだろう。もし本当に見つけることができれば、林先生はきっと私に感謝してくれるはずだ。美人担任の林先生には、私はかなり興味があるのだから。

そう思いながら、私は川沿いに歩き始めた。

しかし歩き始めてすぐ、道で林先生とばったり会った。林先生は私を見るなり焦った様子で、見つかったかどうか尋ねてきた。

私はただ無力に肩をすくめて「見つかりませんでした」と答えるしかなかった。

私の言葉を聞いて、林先生の顔に深い自責の色が浮かんだ。「私が悪いんです。もし...