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390話

「それで私は問いただした。

それを聞いて、林先生は一瞬気まずそうな表情を見せた。「王さん、そういう意味じゃないんです。誤解しないでください。ここにいないなら、別の場所を探してみますから」

そう言うと、林先生は小さな足取りで立ち去ろうとした。その時、私は何かを思いついて声をかけた。「林先生、ちょっと待ってください」

林先生は振り返り、首を傾げて尋ねた。「王さん、何かご用ですか？」

私は顔に憎めない笑みを浮かべて言った。「いえ、特に用事というわけではないんですが、こんな夜遅くに先生一人で学生を探すのも大変でしょう。よかったら私も一緒に行きましょうか」

「えっ？一緒に？」林先生は驚いた様子で私を見つ...