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25話

ようやくショッピングモールに着いたところで、李玉は子供を抱いて先に帰ってしまった。

残されたのは私と蘇玲玲だけ。

互いに目が合った瞬間、二人とも身体が震えた。今日はついに誰もいない、私たち二人きりになったのだ!

胸の鼓動が激しくなる。李玉は図らずも私たちにこんなチャンスを作ってくれたのだ。

最も興奮するのは、この間あまり多くを語らなくても、お互いの気持ちが通じ合っていたこと。

これは絶好の機会だ。

「玲玲、今は二人きりだね...」私は蘇玲玲の美しい顔立ちと、私を魅了してやまないその身体を見つめながら、切望するように言った。

蘇玲玲は当然私の意図を理解していたが、モール内にこれだけ多くの人がいる...