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213話

急いで洗濯物を取り込み、部屋に入った。

ベッドに服をポンと投げ入れると、その中に宋可欣の下着が混ざっていることに気がついた。

上下セットだった。

黒いレース付きで、非常に魅惑的なものだ。

宋可欣はまだキッチンで忙しくしているから、部屋には来ないだろうと思った。

そこで下着を手に取り、鼻の下に当てて匂いを嗅いでみた。良い香りがする。洗剤の香りなのか、彼女の体臭なのかはわからない。それだけでは満足できず、ベッドの上の黒ストッキングも同じように手に取って嗅いでみた。

今の状況に心底満足していた。

息を吸い込むと、脳裏に宋可欣がこのストッキングを履いている姿が浮かんできた。

下着が張り裂けそうなほど昂...