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197話

「こんな場所に来るのは初めてで、少し好奇心がわいています」

何雅姿は個室を予約していて、彼女の誠意が伝わってきた。

料理がまだ運ばれてこないうちに、何雅姿はもう私に酒を注ぎ始めた。「この一杯は、王おじさまに敬意を表して」

認めざるを得ないが、このホテルの料理は確かに素晴らしい。

少なくとも路傍の屋台よりずっと良い。私はこういった場所に来る機会が少なく、その違いを本当に実感できないのだが。

濃厚な酒が胃に流れ込み、熱く燃えるような感覚だ。

何雅姿も遠慮なく、一気に杯を空けた。見ていて冷や汗が出るほどで、「小何、無理して飲まなくていいよ。君は女の子なんだから」と声をかけた。

彼女の頬は一瞬で真っ赤...