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1620話

「そうだな、おじいさん、ちょっと手間をかけてアメリカ人のために五十人ほど女の子を選んでくれないか。もちろん、肌が白くて、美人で、脚の長いタイプだ。アメリカ人が楽しめれば、この機械の件も自然と問題なくなるだろう」と邵樹徳は頷きながら言った。

五十人もの美女だって?この邵樹徳という男の欲望は底なしか。私はますます腹が立ち、飛び出して行ってこいつの頭を潰してやりたいほどだった。

しかし、吳老がどう断るのか見届けたくて、もう少し待つことにした。

吳老の顔色が真っ青になった。生涯を企業家として過ごしてきた彼には、民族の誇りというものがある。いざという時に、アメリカ人のために女を斡旋するなど、彼にと...