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1603話

「その身体のシルエットに、思わず興味を惹かれてしまった。まさか自分がこんなに自制心のない男だったとは。急に恥ずかしくなったが、口に出すことなどできるはずもない。

でも、これは仕方ないことだろう。確かに美人は周りにも少なくないが、この危険な人妻ヘアに加え、何気なく身につけた布地の少ない服装。妄想が膨らむのは当然のことだ。このゆったりとした服は、もし何か良くないことが起きたら、どれほど美しい光景になるだろうかと想像させる。

これで反応しないなら、男として終わっているだろう。

だが罪深い妄想を続けていると、彼女をそのまま立たせていることに気づき、思わず気まずそうに軽く咳払いをして中へ招き入れた...