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1518話

しかし彼らの顔から笑みが消えないうちに、私はバダウーの拳を一瞬でキャッチした。その瞬間、全員の笑顔が凍りついた。バダウー自身も驚愕の表情を浮かべ、拳を引き戻そうとしたが、まったく動かせない。私が強く引っ張ると、バダウーの体はよろめきながら私の方へ引き寄せられた。

そのとき私は手を離し、両手を同時に握りしめ、上から下へとバダウーの背中に叩きつけた。

バダウーは「うっ」と声を上げ、地面に倒れそうになった。しかし彼の身体能力はなかなかのもので、この一撃で完全に倒れることはなかった。だが問題ない。私はバダウーを外側へ押し出すと、彼も同時に手を上げて反撃しようとしたが、私の足はすでにバダウーの体に命...