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1506話

「それに今回のことも邵樹德が裏で糸を引いていると思う。どうしようもなければ、まず邵樹德を何とかするしかないな」

叶紫はテーブルを叩いた。「邵樹德に手を出すのは許さないわ」

「なんでだよ?」私は叶紫を見つめ、まったく理解できなかった。

邵樹德というろくでなしは、ずっと叶紫に不純な下心を持っていた。こうして執拗に養生館を攻撃するのも、結局は叶紫を手に入れるためだ。なのに今、叶紫は私が邵樹德に対抗することを支持するどころか、むしろ止めようとしている。この点がどうしても納得できなかった。

叶紫は厳しい表情で言った。「理由はないわ。とにかく邵樹德に手を出してほしくないの。聞いてる?もし私の言うこ...