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1488話

私はゆっくりと肖冰玉の体を抱きしめ、彼女が徐々に眠りに落ちていくのを見つめていたが、なぜか自分はどうしても眠れなかった。

この夜、私は不眠に悩まされた。空が完全に明るくなっても、一睡もできなかった。

翌日、いつも通り養生館に出勤した。

ところが意外なことに、養生館の中は中年女性で溢れかえっていた。百人近くの中年女性たちが黒山の人だかりを作り、まさに空前の盛況ぶり。この状況を見て何か事件でも起きたのかと思ったが、急いで中に押し入って事情を聞くと、更年期治療薬を求めて集まっていたのだった。

明の時代の孤本から見つけた薬方が、まさかこれほど人気を集めるとは、私自身も想像していなかった。

何人もの中年...