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1482話

「私は微笑んで、この漢方薬を思いっきり自慢し始めた。この口がなかなか役に立つもので、物語を語るときは筋が通っていて、田さんもすっかり信じてしまった。実はこの薬は苗韻錦が無料で私にくれたものだということに気づかなかったようだ。

「これにします!この薬で!」苗さんは今やこの薬以外考えられないという様子だった。

私は明の時代の孤本から見つけた更年期治療の処方箋を取り出し、田さんのために薬を調合し始めた。

薬をすべて調合し終えて田さんに渡すと、田さんは当然ながら私に感謝の言葉を述べた。それだけではなく、外に出るなり、田さんは一緒に来ていた友人たちに向かって熱心に自慢し始めた。結局、人間誰しも見栄...