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1361話

「ちょっと厄介な話でね。燕さん、叶姐と連絡取れる?彼女がいつ来るか分かる?この件は君と叶姐にしか話せないんだ」と私は頷きながら言った。

「分かったわ」燕芬芬は私を深く見つめてから、黙って電話をかけに行った。

彼女は疑問を口にせず、私を信じる選択をしたのだ。

二十分も経たないうちに、沈木莹に電話して彼女の様子を確認すべきかどうか考えていたところに、叶紫が到着した。

ドアを開けて入ってきた彼女は私をじっと見つめ、「沈木莹はどうしたの?人を助けに行くって言ったじゃない。どうして養生館の件に首を突っ込んでるわけ?」と言った。

不機嫌そうな叶紫を見て、彼女がまだ私が気が散って本筋から逸れたと思っ...