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1357話

「これは僕が関わることが前提になってるな」

心の中で静かに計算し始めた。もし参加できれば、一生かかっても手に入らないような良い資源を得られるはずだ。十五パーセントの株式でなくても、十パーセント、あるいは数千万円のボーナスだけでも、僕の人生では到底実現できないことだ。

だからこの件は絶対に引き受ける。しかも黒い仕事をする側に回らなければならない。

少し迷いながら、韓錦繡に尋ねた。「それで、どんな支援をしてくれるんだ?まさか何の武器も持たずに縄張りを奪いに行けというわけじゃないだろう」

韓錦繡が艶やかに微笑んだ。「あなたも分かるでしょう。私たち三人は直接現場に出るのには向いていない。だから...