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1301話

「なんだこりゃ、俺は阿片窟にでも入っちまったのか?」

この事務所には事務所らしいものがほとんど見当たらず、残っているのは女たちばかり。

女性用のタバコを吸いながら、化粧に余念がないか、あるいはブランド服やバッグに目を光らせている贅沢三昧の女たち。彼女たちはほぼ全員が絶世の美女で、柳如是にも劣らない。むしろ何人かは、俺の知っている女性たちよりも美しいくらいだ。

言っておくが、外見だけの話だ。

単に皮相が美しいというだけの話。

古人は言った、美人は骨にあって皮にあらずと。これらの美女たちは疑いもなく、骨格の美しさですでに無数の人々を凌駕している。そして何百万もの化粧品で手入れされた肌は当然ながら吹...