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1268話

まだほんの少しの時間しか経っていないのに、何年も過ぎたような気分だ。

陸鶯鶯というこのお馬鹿な娘は、行動に筋道が通っていないところがあるかもしれないが、実行力となると、私が見てきた中で最強の実行力の持ち主だ。少なくとも、私に対して一切の妥協なしに、言われたことをそのままやり遂げる。

この娘は朝からずっと私を引っ張り回して東奔西走しているが、まだ元気いっぱいだ。彼女は私に玄関のサービスホールで待つよう言い、自分は徐慧敏の行方を調べに行った。

サービスホールに座って、行き交う人々の流れを眺めていると、まるで銀行にいるような気分になる。公の役所にいるという感じがまったくしない。

ここ数年、公...